2011年8月20日土曜日

韓流押し問題終了。小寺信良「TVタレントも韓流押しの問題に気付いてる。彼らは局批判ができないので"嫌なら見るな"としか言えない」


「嫌なら見なければいい」に感じるズレ

フジテレビに対するネットの反感に対して、複数のタレントが「嫌なら見なければいい」という趣旨の発言をしたことが波紋を広げている。(省略)

「嫌なら見なければいい」と同じようなことは、TwitterやBlogでもたびたび起こっているが、ネットならばこの理屈は通ると思う。ネットのサービスの大半は、見たい人が情報を引っ張るPull型サービスであり、読者は「わざわざ見に行ってる」わけである。しかも個人が非営利でやっていることに対して、嫌なら見なければいいと本人が言う分には、まさにその通りだ。

しかし、テレビ側のタレントがそれを言うことは、事情が違う。理由は3つある。

電波の公共性ということはすでに深水氏が指摘しているところなので省くとして、テレビは点けている限り強制的に情報を送りつける、Push型メディアであるという点で特殊だ。受け手側には、テレビを消すか、チャンネルを変えるぐらいしか選択肢はなく、そもそも見たいコンテンツを選択する方法がない。

そのメディアに対して、見なければいい、というのは、筋が違うように思える。見たいわけではないのに、送られてくるわけである。そもそも放送枠が元々「韓流ドラマ」であれば、番組表を見てそれを避けることはできるだろう。しかし通常のバラエティ番組の中にネタが差し込まれてくると、事前に知ってそれを避けることはできない。

2つ目は、民放の商業性である。民放の事業モデルはご存じのように広告モデルであるわけだが、これは番組視聴率が上がることで広告がより露出されるという、単純な図式で成り立っている。それをメディアで露出しているタレントが「見なければいい」というのは、民放テレビ局の事業モデルを否定することになる。テレビでメシを食うタレントは、それを言う立場にない。筆者はもうテレビの仕事をしていないが、もし現役のテレビマンの立場だったら、「そりゃないよー」と思うだろう。

3つ目は、「見なければいい」とするコンテンツと視聴者に、発言者が無関係である点だ。これが自分の出演する番組、あるいは制作した番組のことを言うなら、まだ話はわかる。それだけ自分の仕事に対して誇りを持っているということだろう。しかし今回は韓流ものに対して、視聴者に「見なければいい」と言っているわけである。もちろん批判することは誰にでも権利があるが、作品に対する評ならまだしも、視聴者の行動を週刊誌やラジオなどのメディアでタレントが評するのは、ちょっと筋が違うだろう。

だがその一方で、テレビタレントがこのような発言をするということ自体、かなりこれまでとは事情が変わってきたということを感じる。おそらくタレント自身も、すでに韓流押しには無理があるということがわかっているのだろう。気がついちゃった人はもういいから、ほっといてくれよ、という心の叫びなのかもしれない。あからさまにテレビ局批判ができない中で、視聴者に唯一残された抵抗、「見ない」ということで落としどころを付けたいという思いがあったのではないか。実際それが一番効果的である。

その通りだと思う
タレントも誰もが高岡蒼甫のようにぶっちゃけられれば苦労しないと思う













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