netter: 加藤茶のフリーダムすぎる女性関係

加藤茶の″45歳年下婚″を素直に祝福できない理由

　コメディアンの加藤茶が45歳年下の社長秘書で、モデル経験もある23歳の綾菜さんと再婚することが明らかになって、初老の男性をうらやましがらせている。だが、その加藤の旺盛な"若い子好き"によって泣かされてきた人がいることも事実だ。筆者は、元妻の鈴子さんと子ども3人とのハワイでの最後の晩餐を目撃したことをいまだにはっきりと覚えている。

　加藤といえば昔、銀座のクラブ「S」のママだったT・Kと熱愛が噂された。筆者は2人が結婚すると睨んで、情報収集のために店に通ったが、結婚までには至らず、破局した。余談になるが、Tさんはその後、麻生太郎前総理の愛人と言われた。

　Tさんとの破局後、浮いた噂はなく、加藤は"芸能界最後の大物独身"と言われたが、1987年に18歳年下の鈴子さんと結婚、3人の子どもを授かったが、93年に32歳年下の18歳の女性との不倫が発覚。加藤は当時から、異常に若い子が好きだったのだ。その女性との不倫は否定して１度は収まったが、95年に同じ女性のマンションに"通い不倫"してたことが、写真誌に撮られた。加藤は「すべての責任はボクにある」と認めて、鈴子さんに謝罪して、許してもらったのだ。

　この不倫騒動には落ちがあった。加藤と不倫していた女性には、V6の森田剛という本命恋人がいたのだ。加藤はそうとも知らずに、その女性にせっせと金を運び生活の面倒を見ていたというから、お間抜けな話でもある。しかも、鈴子さんに謝罪しながらも加藤の銀座のクラブ通いはやまず、03年3月に離婚。その年の正月に筆者はハワイのホノルルの居酒屋で、加藤と鈴子さん、それに子ども3人の親子水入らずの食事現場に遭遇していた。楽しいハワイ家族旅行なのに、暗い雰囲気が漂っていたので強く記憶に残っている。その後、離婚と聞いて、あの時の食事は家族の最後の晩餐だったのだと思い胸が切なくなった。

　その後も、加藤の銀座のクラブ通いはやまなかったが、"還暦離婚"のわびしさを感じさせた。もともと心臓の疾患を抱えていた加藤が06年に大動脈解離の大手術を受けた時に看病していたのが鈴子さんだった。離婚後も、鈴子さんが加藤の身の周りの世話をしていたことを知って、その献身さに感動させられた。鈴子さんは今、どんな気持ちなのだろうか。それを考えると、加藤が23歳の綾菜さんと再婚しようと素直に喜べない。