磐陽新聞
発行元 福島工業高等専門学校原子力研究愛好会
発行 平成22年11月5日
東京電力が初めて建設・運転した福島第一原発は平成二十三年三月で営業運転開始四十周年を迎える。
福島第一原発は福島県の大熊町と双葉町にまたがって位置していることから、東京電力と大熊町・双葉町との付き合いは四十年以上だ。東京電力と自治体の原子力発電所建設当時から現在に至るまでは、まるで男女の結婚生活である。
平成十四年八月二十九日原子力安全・保安院及び東京電力が、原子力発電における自主点検作業に係る不正の事実を公表(二十九件)いわゆる八.二九事件により二人の信頼関係が崩れた。立地四町で組織されている福島県原子力発電所所在町協議会から東京電力にプルサーマル計画の一時凍結の申し入れが提出された。離婚届だ。信頼回復の努力から、平成二十一年一月に所在町協議会がプルサーマルの凍結を解除し、県議会及び県に対してプルサーマル計画議論の再開を要請した。二人はまた幸せな夫婦生活に戻った。
八.二九事件のときに東京電力は、大熊町の住宅一軒一軒に謝罪に向かったその姿が住民の心を打った。
山あり谷ありの彼らの結婚生活は本当に色々なことがあったが、そのひとつひとつに彼らは真剣に向き合ってきたからこそ、現在の東京電力と大熊町の信頼関係がある。そしていま、私たちが彼らに期待することは中国やインドの経済成長により、電気の需要が増え続けている世界に向けて、原子力を発信して世界的に活躍することである。また、これからも原子力発電所が安全・安心であること、地域と共存・共生していくことを忘れないでほしい。
結婚に例えるほど結びつきが強かったわけで
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レビュー平均:5.0点 (6人がレビュー投稿)
5.0点 友人へのプレゼント |
5.0点 今、幸せでない方、幸せになるために。 |
5.0点 愛ある実用的な離婚の本です。 |
出版日:2010-11-22
出版社:グラフ社
カテゴリー:単行本
作者:岡野あつこ
ページ数:214
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